2005年04月28日

株式会社日本投資ゼミナール

ギャンの価値ある28のルール(その2)

ウィリアム D. ギャン(1878〜1955)は20世紀前半に活躍し、伝説化された商品・株式のトレーダーで最も成功したテクニカルアナリストの一人でもあります。
晩年になって、彼がトレーディングに成功したルール、考え方を体系化したのがギャン理論です。
彼の理論の中心は、「時間は全ての要素の中で最も重要なもので時間という要素は値動きの大きさ、出来高という2つの要素に勝る程重要である」(「商品で儲ける法より」)そしてギャン理論は「相場観測法」「予測法と建玉法」「運用ルール」に大別されます。今回は特に有名な「価値ある28のルール」を紹介していきたいと思います。

第11条 実現利益は別勘定として保有すること。
第12条 わずかな利益狙いの売買(スキャルピング)をしないこと。
第13条 難平(ナンピン)は決してしてはならない。これはトレーダーがするかも知れない最悪の失敗の1つである。
第14条 我慢できずに手仕舞いしたり、待ちきれずにポジションを持たないこと。
第15条 小さな儲けと大きな損は避けること。
第16条 ストップロスは決してキャンセルしてはならない。
第17条 過剰に頻繁な売買は避けること。
第18条 ロング(買い)だけではなくショート(売り)も活用すること。
第19条 決して値頃感で売買してはならない。
第20条 ピラミッディング(買い増し、売り増し)のタイミングに注意すること。レジスタンス・サポートをブレークしてから買い増し、売り増しをすること。


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テクニカル分析の開祖にあたる人物です。 ギャンの理論は、約700年にも及ぶ相場資料を基に完成されています。 700年にも及ぶ資料を検討した、彼の結論は、「歴史は繰り返??
【有名テクニカル投資家2】ウイリアム ギャン【ゼロから学ぶ株式投資の極意】at 2005年11月15日 09:01